2015年12月06日

11/25〜11/30の日記

11/25 19:30 地点×空間現代『ミステリヤ・ブッフ』あうるすぽっと

マヤコフスキーって何それ食べられるの?という知識で臨んだ。
“回教徒”だの“パリはめちゃくちゃ”だの何というアクチュアリティ。
1910年代のマヤコフスキーの言葉が現代を直撃している。
後に長島確さんが最高と言っていたドラムのすぐ後ろの席。
いや、マジ最高。バスドラムを踏む足を眺めているだけでご飯がおかわりできる。
円形の舞台だったので、客席の他の観客の表情がよく見える。
思わずキョロキョロしてしまい、絶交中のひなつさんと目が合ってギョッとされたけど、
別にひなつさんを探していたわけじゃないです。


11/26 19:00 ソン・ギウン×多田淳之介『颱風奇譚 태풍기담』東京芸術劇場 シアターイースト

当日パンフを読んでいて「原作と結末を大幅に変えた」という文言が目に入り、パッと閉じた。
結果として、それほどのネタバレではなかったと思うが、さすがにこれは。
大橋可也&ダンサーズと同じく支配・被支配の鍵としての“言葉”に着目したか。
『ソウル市民』で言えば、「昭和望郷編」と同時代かな。
伊東歌織さんのエアリアルが素敵だった。
噴火があらゆる天災・人災のアレゴリーとなっているものと思われるラストシーン。
ポンペイを連想した。
ちなみに朝鮮の王弟のモデルと思われる実在の人物がこちら。
https://ja.wikipedia.org/wiki/李垠
1927年から1928年にかけてヨーロッパ諸国を歴訪している。


11/27 20:00 東葛スポーツ『ウラGBB』神保町SOBO

球場のビールの売り子に扮したナカゴー川崎さんから缶ビールを購入。
いつもより売れ行き良かったんじゃないだろうか。
野球のルールなんて簡単と言ってインフィールドフライの説明から入るという、さすがオモテのDTGが作るウラGBB。
アレゴリー(って何だっけとオモテを観た後にググったよ)がキーワードだったオモテをさらにアレゴリーにしてしまうウラGBB。
ゲラゲラ笑った。佐々木さんによる『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』ヨーロッパツアー再現といい、パロディ大好き。


11/28 14:00 篠田千明『非劇』吉祥寺シアター

すみません。最近では一番眠い状態で観てしまいました。生麺フォーのせいです。すみません。
再演してくれるなら改めてちゃんと観たいです。
そんな中、強いて言えば、福留さんがひょこひょこしていてかわいかった。
あとアンサンブルの発声が揃っていなかったことが気になった。


11/28 17:00 『スポケーンの左手』シアタートラム

11月の公演は全部予約・購入していたつもりが、これだけ抜けていた。
キャンセル待ちの末、立ち見をゲット。
蒼井優は舞台だとどうしてもがんばってる感が出ちゃうなあ。
左手が飛び交うシーン、もっとユーモラスに見えてもいいはず。
人種の問題が大きな要素を占めている戯曲なので、
全員日本人のキャスト、日本人ばかりの客席で見せるにはもうひと工夫欲しい。


11/29 14:00 ときかたち『線を重ねて水が輝くなら』STスポット

来年2月の横浜ダンスコレクション コンペティションIにも出場が決まっている、
尾花藍子率いるダンスカンパニーの旗揚げ単独公演。
キラリの白神さんの公演に出演しており、気になっていたので、観てみた。
終始スタティックでついつい眠くなってしまう系だった。


11/29 17:00 シベリア少女鉄道『Are you ready? Yes,I am.』駅前劇場

川田智子の芝居がやけにタメが長いとは思っていたが。
前半があまり後半のフリになっていない。
いつものシベ少ならもう1つレイヤーを重ねてくるんじゃないだろうか。
まあ、パロディが過ぎても元ネタ知らない層を置いていくことになっちゃうけども。


11/30 19:30 青年団若手自主企画 綾門企画『汗と涙の結晶を破壊』

現代アートあるある。最後、観ている側もちょっと眠くなってしまった。
モノローグを基調とするこれまでの綾門作品のベースを生かしつつ、青年団の役者を使い、現代口語演劇に寄せてみたらどうなるか、という試みに見えた。
堀夏子は桜美林時代は老け役を演じることが多かったが、ここにきてグッと美しく見えるし、演技の幅も広がっている。映像にも向いている素材だと思うんだけど。

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2015年07月12日

6/9〜6/10の日記

6/9(火)
20時、『海底で履く靴には紐が無い』STスポット
冒頭、微妙に体をブレさせる大谷さんを見て「おお!これが太一メソッド!」と思った。
何気ない所作でゾクッとしたのは、岩渕貞太さんを初めて見た時と同種のもので、
それが経験値では圧倒的に足りないはずの大谷さんで再現できていることに可能性を感じた。
テキストが良かった。誰にも知られることのない、自分の中だけのオフィスラブ。(と自分では思っているが、往々にして周囲にはバレている。)
あと徳永さんもご本人にツイートしていたが、松村さん変顔をしていても美人だなあ、とずっと思っていた。
宮崎さんの使い方がもったいない、は藤原さん( http://bricolaq.hatenablog.com/entry/2015/06/12/152955 )に同意。

終演後のトーク、ゲストは岡田さん。
この作品、全公演ポストパフォーマンストークがあった。
(トーク中、太一さんが「トーク嫌いなのに松村さんがトークやればチケット売れるよって言うから」と。)
多田さんの回と迷った末、この回にした。
岡田さんをライブで初めて見た。
奇妙なもので、この月、あと2回、別の場所で岡田さんを目撃することになる。
わかったさんの稽古でこっちに滞在しているからだろうけど。

トークはとても刺激的なものだった。
以下、記憶にある言葉の覚書。
(メモしていたわけじゃないので、ディテールや順番は適当です。的なことを言っていた程度でお考えください。)
山縣「以前から役者の地位が低いと感じていた。役者のことを最優先に考えた公演にしたかった。1日1回公演はマスト。ギャラも大谷さんが一番多い」(大谷「え?マジで?」)
岡田「ゲストだから自分のことを語る。自分に影響を受けた作品はたくさんあるが、この作品には他の作品には及ばなかったチェルフィッチュの要素を感じる」
岡田「チェルフィッチュがSTスポットであのまま活動を続けていたら、もしかするとこういう作品を作っていたかもしれない」
岡田「長く同じ役者と続けていると、こう入力するとこう返ってくるという作業を省略できるようになる。これは楽になったということでもあるんだけど、実はこの作業が楽しい」
山縣「(できあがってしまった)自分の体ではもうできないことを大谷さんにやってもらった」
大谷「体がもう大変」(トークの冒頭から「ちょっとこれやりながらでいい?」と体をあちこち動かしてクールダウンをしていた。)
観客「大谷さんが参加することになった経緯は?」
大谷「前から誘われていたが、断っていた。たまたまこの期間空いたから。そしたらSTスポット押さえましたからって言われた」
観客「公開稽古を見た。音楽に体が動かされているという印象を受け、危ういと思ったが、できあがった作品ではバランスがとても良くなっている」
山縣「その懸念はあった。いっそ無音でやろうとも思ったが、大谷さんと相談しながらそうはならないようにすることができた。音楽は使わなくてもいいと思っているが、結果として使って良かった」

6/10(水)
19時30分、ままごと『わが星』三鷹市芸術文化センター 星のホール
再々演、初日に続いて2回目。
当然の満席。そこに入れるか!という増席マジックに感動した。
胸ポケットに入れたまま粉々にしてしまいがちなアポロ、この日は開演前に食べてしまった。
初日は違和感があったとツイートした山内さんの祖母役、観る側が慣れたせいもあってか、全然気にならなくなっていた。
『わが星』ダメ派の人が揃って気にするステロタイプな昭和の家族像。
確かに気になる。特に気になったことが永井秀樹と黒岩三佳が演じるちーちゃんの両親がグルグル回りながら自宅をわが家わが星と歌い上げるパート、
初演でも再演でもここで一番涙が出たんだけど、お母さんが典型的なイメージ上の専業主婦像で、いやいや、こんな人、いまどきどれだけいるの?と思ってしまった。
赤く焼き尽くされるちーちゃん最後の日は、このキャストで観る『わが星』はこれで最後かと思うと感慨深く。






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2015年03月14日

2/15〜17の日記

2/14の日記で書き忘れたこと。冨士山の長谷川さんはしきりに「自分は小劇場から入ってダンスの振付を始めたので、ダンスのことがわからない」と言っていたけど、観客である私も小劇場ばかり観ていたところ、ここ1、2年ダンスを多く観るようになったから、何となく共感できるものが。ちなみにその昔麻布die pratzeで観た冨士山の演劇はあまり面白くなかった。

2/15(日)
14時、範宙遊泳×Democrazy Theatre『幼女X(日本-タイ共同制作版)』神奈川芸術劇場 中スタジオ
申し訳ないことに10分ほど遅刻してしまった。まあ、日本語版観ているし、あらすじはわかっているから何とかついていけるかなと思って客席に座ったら何かチンチンチャイムが鳴らされていて、役者たちがテキストの指示に従って右往左往していたという。テキストにさえも生命を吹き込み、出演者にしてきた山本卓卓、今回はテキストが演出家かよ!

16時、ダンスアーカイヴプロジェクト2015 プロジェクト大山『をどるばか』BankART Studio NYK 3F Gallery
石井漠作品を再構築した2013年の作品の再演。初演は観ていないので、再演は嬉しい。横浜ダンスコレクションのコンペではそれほど強い印象を受けなかった梶本はるかがここではいい表情をしていた。

終演後、神戸ダンサーズまでちょっと時間が空いたので、まだ撤去されてなければ演劇クエストの今日の1枚の展示が見られるかもしれないと思ってYCCへ。ちょうどいっくんたち家族が遊びに来ていたので、お邪魔せずお茶だけ飲んでまたKAATへ。すると途中にある結婚式場の外に人だかりが。新郎新婦が現れてオープンカーに乗り込み、日本大通りを走り去っていった。ゼクシィのオチがこれか!

19時、黒沢美香&神戸ダンサーズ『jazzzzzzzzzzzzz-dance』神奈川芸術劇場 大スタジオ
Twitterで中華街の公演が大変好評だったジャズズ・ダンス。楽しみにしていたが、どうも乗り切れなかった。もっと前の席で観れば違ったかな…。TPAMウィークもこれで終わり!

2/16(月)
19時30分、箱庭円舞曲『必要とされている、と思う病気』駅前劇場
結核で入院した作者自身の体験が反映された作品。いや、よくできている。キャストのバランスがいい。岡田一博さん、観るのアゴラのチャリTに続いて2度目だけど、この人はいい役者だ。

2/17(火)
当日券のつもりでアゴラに行ったら『南へ』は休演日だった。ダブルキャストで休演日があるなんて思わないじゃんかよ!慌てて下北へ。
19時30分、風琴工房『penalty killing』ザ・スズナリ
弱小プロアイスホッケーチームが最終節でプレーオフを賭けるところにまで至る道のりを描く。…ちょっとドラマのパートが長いし、説明が過多であるように感じた。文学座の粟野史浩は別格の存在感。スズナリをリンクに変えたと評判の試合のパートでは、敵チームを演じたビルヂングの皆様の動きが主役を食う勢いで素晴らしかった。
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posted by chaghatai at 03:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする